
【第85話】成婚が近い人、遠い人の仲人活用の差

結婚相談所を通じて、実際に結婚ができる人の割合は全体の2割にも満たない調査報告がありますが、その成婚する2割の人と、残りの8割の人の差にはどのような差があるのでしょうか。
人それぞれに結婚に求めることが異なりますので、希望が高いとか、容姿が悪いとか、そういった個人差ではなく、行動パターンとして1つ気付くことがあります。
今回の連日のインタビューを通じて改めて思うのは、成婚する人は、私たちを上手く活用しています。毎回お会いした時の電話やシステム上での報告に加えて、定期的にお会いして近況報告やその時に抱えている悩みを言葉にする作業をしています。言葉にすることで状況を客観視し、解決策を見出すことができるのです。
逆に、全く活動が進展しない人は、自己完結型であり、私たちの活用する気がありません。途中報告なく自力で3ヶ月以内に成婚した方は過去にいないので、必ず一律で最初に説明をしていますし、またこうして記事でも発信しているのですが、それでも3割くらいはこういうタイプの人がいることが残念です。
私たちの活用方法には3段階のタイプに分かれます。
言わずとも、①のタイプの人が成婚しやすいと言えますが、その中でも2段階に分かれます。
勘違いをして、②のタイプの人がいるのですが、「毎月面談に来れば成婚しやすいと聞いたので、とりあえず来ました。」という印象(言葉にはしませんが)の会員様をみかけます。特に質問がなく、来れば何かアドバイスしてくれると思っているようですが、ご自身の活動に課題を感じていない人(要は自分の活動方法がすべて正しい)と思っている人に何もお伝えすることはありません。
成婚しやすい人は、間違いなく①のタイプの中での①の人と言えるでしょう。

執筆者:中島 賢太郎
【2019年・2020年 IBJ優秀賞受賞】
東京都中央区日本橋(人形町)にある、結婚相談所ブライダルパートナーズ代表。千葉県茂原市生まれ・東京都台東区在住。明治大学情報コミュニケーション学部卒。
学生時代から社会人の縁結びを始め、2010年4月に当時のIBJ史上最年少の加盟相談所としてブライダルパートナーズを設立。2020年の成婚率65.0%(2020年1月〜12月の退会者:19名のうち13名が成婚退会)達成。自身が体系化したサポートの仕組みと実際にご成婚された方々からの相談内容や活動データをもとに次のご成婚に向けて尽力をする。
2017年から地域密着型の婚活支援に意識を向け、神田明神公認の縁結び会「明神良縁会」・警察官専門の縁結び会「東京都警察良縁会」・日本橋の老舗企業とのコラボによる「日本橋良縁会」などを主催。