【第81回】成婚インタビュー

相田さま(仮名)

当 会 員: 男性(50歳)
お住まい: 東京都
婚姻歴: 初婚
ご職業: 会社経営者
年収: 900-1,000万円
最終学歴: 短大卒
活動期間: 3年8ヶ月
交際期間: 4ヶ月

藤井さま(仮名)

婚約者: 女性(42歳)
お住まい: 神奈川県
婚姻歴: 初婚
ご職業: 看護師
最終学歴: 専門卒
ブライダルパートナーズへの入会の動機を教えていただけますか?

相田さま(仮名)

36歳を迎えた頃、このまま年齢を重ねてしまうことに対する漠然とした不安や、将来に対する焦りのようなものを強く感じ始めました。

「そろそろ本気で結婚に向き合わなければいけない」と思い、まずは社会人サークルに参加したり、縁結びにご利益があるとされる今戸神社で開催されていたイベントに足を運んだり、父の勧めでお見合いの席に臨んでみたりと、様々な方法で自分なりに婚活を続けてきました。ただ、いずれの方法でも交際に発展することは一度もなく、結果に結びつかない期間が続きました。

そんな中、5年前に「明神縁結び会」というイベントに参加する機会をいただきました。参加してみると、参加者の雰囲気や運営の方々の真剣な姿勢に安心感があり、「ここであれば信頼して活動を進めていけそうだ」と感じたことを覚えています。それをきっかけに、ブライダルパートナーズさんへの入会を決意しました。

藤井さんとのお見合い(初対面)時に印象に残っていることを教えていただけますか?

相田さま(仮名)

これまで50名以上の方とお見合いの機会をいただきましたが、振り返ってみると、毎回のお見合いの後に感じる“疲労感”の違いがとても印象的でした。

お見合いの後にぐったりと疲れてしまうこともあれば、思いのほか楽に感じることもあり、それはきっと相性の一つのバロメーターだったのだと思います。

藤井さんとのお見合いの後は、驚くほど気疲れせず、自然体で過ごせた印象が強く残っています。その時点で「この方とはきっと相性が良いのかもしれない」と感じたのをよく覚えています。

会話の内容は、お互いの仕事や家族のことなどが中心で、無理に盛り上げる必要もなく、心地よいリズムで話せたのがとても好印象でした。

藤井さんとの交際中の思い出を教えていただけますか?

相田さま(仮名)

交際を始めてから、藤井さんは常に私の体調や健康面を気遣ってくれました。特に看護師というお仕事柄、健康管理に対する意識が高く、私の体型を考慮して食生活についてアドバイスをくれたり、体に負担の少ない生活を提案してくれたりと、細やかな気遣いを感じる場面が多くありました。

それまでの人生で、ここまで私のことを思いやってくれる女性に出会ったことがなかったため、「この人となら、きっと温かく穏やかな家庭が築ける」と思えるようになりました。食事の場面でも、料理を取り分けてくれたり、食器を手渡してくれたりと、さりげない優しさを何度も感じました。

また、真剣交際に進む際にもプロポーズの時にも、花束を贈ったのですが、そのたびに本当に喜んでくれて、その笑顔を見るたびに「この人を大切にしていきたい」と強く思いました。

特にプロポーズの日は、食事の帰りに車で送る途中、スカイツリーが美しく見える橋の上で「結婚してください」とお伝えし、快くお受けいただいたことが今でも心に残っています。

お見合いで心がけていたことを教えていただけますか?

相田さま(仮名)

私はもともと緊張しやすい性格のため、気持ちを落ち着ける意味でも、お見合いの待ち合わせには必ず1時間前には到着するようにしていました。

その時間を使って、鏡で身だしなみを整えたり、お相手のプロフィールを丁寧に読み直したりして、「どんな話をしようか」「どんな質問をしてみようか」と、会話のイメージを膨らませるようにしていました。

また、第一印象を大切にするため、毎回クリーニングに出したスーツとワイシャツを着用し、清潔感を意識して臨むことを徹底していました。そうした準備をすることで、緊張感を少しでも和らげ、自分なりに落ち着いてお見合いに臨めるよう工夫していました。

交際全般で心がけていたことを教えていただけますか?

相田さま(仮名)

交際中は、できるだけ定期的に会うことを大切にしていて、週に1回は必ずデートの時間を設けるよう心がけていました。加えて、その場で次の約束を取り付けるようにすることで、自然な流れで交際を継続できるよう意識していました。

藤井さんはいつも私に気を遣って、自宅から電車で1時間ほどかかる私の住まいの近くまで来てくれていたため、食事代やお出かけ費用はできるだけ私が負担するようにしていました。

また、交際中は必ず中島さんに状況を報告し、毎回アドバイスをいただきながら一歩ずつ進めていくようにしていました。客観的な視点でアドバイスをいただけたことで、自信を持って交際を深めていくことができ、大きな支えとなっていました。

最後に、これから活動する方や活動中の方にエールをお願いできますか?

相田さま(仮名)

婚活中はつい、自分の理想像に強くこだわってしまうこともあるかと思います。しかし、年齢や職業、居住地などの条件にとらわれすぎず、できるだけ幅広い方とお会いしてみることをおすすめします。自分の「思い込み」を少し横に置いてみることで、意外なご縁や発見があるものです。

私自身も、活動当初は理想ばかりを追っていたように思いますが、たくさんの方と実際にお見合いを重ねていく中で、少しずつ「自分にとって本当に大切な価値観」や「相性の良い相手像」が見えてくるようになりました。特に印象に残っているのは、お見合い後に感じる“疲れ方”の違いです。気疲れすることなく自然体でいられたお相手との出会いが、最終的にご縁に繋がったことは、自分にとって大きな気づきでした。

また、現実的なお話として、私はこれまで10人に申し込みをしても、実際にお見合いが成立するのは1〜2人程度という状況が多かったです。ですので、「この人と会ってみたい」と思ったら、ためらわずに申し込みをすること。そして、なるべく多くのお申し込みをすることが大切だと実感しています。チャンスの母数を増やすことで、良縁に近づく可能性も高まるのではないでしょうか。

活動中にはうまくいかないことや、心が折れそうになる場面もあるかもしれませんが、誠実に、丁寧に、一歩ずつ前に進んでいけば、必ずどこかでご縁が結ばれると信じています。焦らず、諦めず、ご自身のペースで歩みを続けてください。心から応援しています。

【編集後記】
今回ご紹介させていただいたご成婚インタビューは、「活動年数:3年8ヶ月」「お見合い数:50回以上」という、まさに相田さんの粘り強く丁寧に活動を積み重ねてこられた歩みそのものでした。

なかなか交際に発展しない時期が続いても、活動をやめることなく一歩一歩前に進まれた姿勢には、心から敬意を表したいと思います。活動の途中では、申し込みをしてもなかなかお見合いが成立せず、思うように進まないと感じることも多かったはずです。

それでも「お見合い後の疲労感」という感覚を通して、ご自身なりの“相性の見極め方”を掴まれていったことは、まさに実体験の中から得られた貴重な学びだったのではないでしょうか。

婚活はうまくいかない時ほど心が折れそうになるものですが、今回のエピソードは「続けることの大切さ」と「自分に合ったやり方を見つけることの大切さ」を改めて教えてくれるものだったと思います。

今回のご成婚インタビューが、今まさに婚活に向き合っている皆さまの励ましとなり、ご自身のペースで前向きに歩みを続ける力になれば幸いです。