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【第154話】「楽しかった」のに、 2回目がない人

「2時間も話して、お相手も楽しそうでした。それなのに、返信がありません。」

婚活では珍しくないご相談です。

笑顔で別れ、「今日は楽しかったです」と言われれば、手応えを感じるのも自然でしょう。

だからこそ、その後に返事が来なくなると、自分の何が悪かったのか分からなくなります。

ここで考えて欲しいのは、

お相手が嘘をついていたとは限らない、ということです。

その場は本当に楽しかった。

ただ、帰宅後に「もう一度、この人に会いたいか」と考えたとき、答えが変わることはあります。

食事を楽しめる人と、結婚生活を一緒に送りたい人。

同じお相手であることもあれば、そうでないこともあります。

特に気をつけたいのは、お相手に合わせすぎることです。

嫌われたくないから反論しない。

質問はするけれど、自分の話は控える。

お店も話題もお相手の希望を優先する。

これなら大きな失敗はしにくいでしょう。

ただ、お相手から見ると、

「感じの良い人だったけれど、何を考えている人なのか分からなかった」となることがあります。

2時間一緒にいても、自分の言葉がほとんど残っていなければ、

次に会う理由を見つけにくいのです。

例えば、相手が「休日は家でゆっくり過ごすのが好きです」と話したとします。

「そうなんですね。いいですね」で終える代わりに、

「私も予定のない休日は好きです。朝だけ散歩して、午後は家で過ごすことが多いです」と、

自分の過ごし方も伝えてみる。

そのうえで「家では何をして過ごすのが好きですか」と聞けば、二人の会話になります。

自分をよく見せようとして、立派な結婚観を語る必要はありません。

普段の暮らし方や、お金や時間の使い方、人との向き合い方。

そうした話に自分の考えが少し見えると、相手も「この人と暮らしたら」と想像しやすくなります。

そして、また会いたいと思ったなら、お相手からの誘いを待ち続けないことです。

「今日はありがとうございました。お話しされていたカフェ、よかったら今度一緒に行きませんか」。

具体的に誘えば、自分の気持ちも伝わります。

それでも返事が曖昧なら、何度も理由を探したり、誘い方を変えたりしなくて大丈夫です。

お相手にも選ぶ自由があり、自分にも次のご縁に進む自由があります。

2回目につながらなかったからといって、食事中の楽しさまで否定する必要はありません。

ただ、婚活で目指しているのは、

楽しい食事を一度することだけではなく、お互いを少しずつ知っていくことです。

次の出会いでは、相手の話を聞いた分だけ、自分のことも少し話してみてください。

「楽しかった」に加えて「この人をもっと知りたい」と思える会話は、そこから始まります。