【第153話】小さな違和感を話せる相手と結婚する
「一緒にいて楽しいのですが、結婚相手としては少し不安で…」
プレ交際中、よく伺うご相談の1つです。
会話も弾み、デートも楽しい。
それでも先に進むのをためらうのは、
お相手の日々の行動に小さな違和感があるからかもしれません。
たとえば、
・約束の時間に遅れても連絡がない。
・食事代を出しても、お礼の言葉がない。当然の態度をとる。
・店員さんへの態度が気になる。
一つひとつは些細に見えても、結婚後は毎日の暮らしにつながります。
長く一緒に暮らす相手を考えるとき、
見ておきたいのが「人への向き合い方」と「お金の使い方」です。
「人への向き合い方」は、何か問題が起きたときに表れます。
予定を変更せざるを得なくなったとき、相手にどう伝えるか。
自分に落ち度があったとき、言い訳を重ねるか、きちんと謝るか。
もちろん、誰でも落ち度や粗相は起きます。
大切なのは、その後の対応です。
こちらが困っていることに気づき、
次からどうするかを一緒に考えられる人なら、安心して関係を築いていけます。
お金についても、単に節約家かどうかで判断はできません。
旅行にお金を使いたい人もいれば、
住まいや将来の備えを優先したい人もいます。
使い道が違うこと自体より、
「なぜそこにお金をかけたいのか」を互いに理解できるかが大切です。
婚活中は、年収や貯蓄額に目が向きがちです。
ですが、同じ収入でも、毎月ほとんど使い切る人と、
将来に備えて残す人とでは、結婚後の暮らし方が変わります。
反対に、支出の額が違っても、
二人で納得して決められるなら、折り合いをつけられることもあります。
ただ、こうした話は聞きづらいものです。
「お金のことを聞いたら、条件で見ていると思われるかな」
「気になる態度を指摘したら、嫌われるかな」と迷うでしょう。
その気持ちは自然です。
だからこそ、相手を試すように質問するのではなく、
自分の考えから伝えてみてください。
「私は旅行も楽しみたいけれど、毎月少しずつ貯蓄もしたいと思っています。」
「〇〇さんは、どんなことにお金を使いたいですか」
「予定が変わるときは、早めに連絡をもらえると安心します」
こうした言葉への反応から、考え方だけでなく、
違いを話し合える相手かどうかも見えてきます。
最初から同じ答えである必要はありません。
「自分はこう考えていたけれど、あなたはどう思う?」と、
聞き合えることが、結婚生活の支えになります。
一方で、何度伝えても約束を軽く扱う、家計の話を避け続ける、
といった場合、楽しい時間があるからこそ、違和感を見過ごしたくなるかもしれません。
けれど、交際中に話せないことが、結婚した途端に自然と話せるようになるとは限りません。
次のデートでは、楽しかったかどうかに加えて、
気になったことを安心して伝えられたか、一度振り返ってみてください。
長く一緒にいられる二人は、すべての考えが同じ二人とは限りません。
大切なことを話し、違いがあれば二人の答えを探せる。
その安心感を、交際中から少しずつ確かめていきましょう。
https://business.form-mailer.jp/fms/7c403a9f305037
