【第122話】教育より相性
「結婚相手に不満があるなら教育すればいい」
という考え方を耳にすることがあります。
もちろん、お互いに歩み寄り、
価値観をすり合わせていくことは大切です。
しかし、私は「教育しなければ成り立たない関係」は、
そもそも相性を見直したほうがよい場合もあると考えています。
挨拶がきちんとできる、人への配慮がある、約束や時間を守る、身の回りを整えられる、感謝や謝罪を言葉にできる、店員さんや第三者への接し方が丁寧、お金の使い方に節度がある、連絡が極端にルーズではない、感情的になりすぎず、話し合いができる、相手の話を最後まで聞ける、清潔感を保てる、家事や生活の基本を自立してこなせ、る嘘やごまかしを繰り返さない他人や環境のせいにばかりしない…
こうした生活の基本的なマナーまで、一から教え続けなければならないのであれば、
それは対等な夫婦というより、親子のような関係になってしまいます。
そして、教育される側だけでなく、教育する側にも大きなストレスがかかります。
「何度言っても変わらない」という不満が積み重なれば、
やがて愛情よりも疲労感のほうが大きくなってしまうでしょう。
結婚相手は「変えられる人」を探すのではなく、
「そのままでも自然に尊重し合える人」を選ぶことが大切です。
完璧な人はいません。
しかし、根本的な価値観や生活マナーが近い相手であれば、
無理に教育をしなくても、お互いに心地よい関係を築いていけるはずです。
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