【第56話】私が思う婚活に最も役立つ本

自分の小さな箱から脱出する方法(大和書房)

私がこれまで多くの婚活相談に向き合う中で、
「この本を早く読んでいれば、遠回りしなかっただろうな」と感じる一冊があります。
それが、「自分の小さな箱から脱出する方法」 です。
この本は、テクニック本でも恋愛ノウハウ本でもありません。
扱っているテーマは一貫してひとつ。
「自己欺瞞(じこぎまん)=自分が自分に嘘をついている状態」です。
そしてこれは、
婚活が長期化する人に、驚くほど当てはまります。
「箱」とは何か?自己欺瞞の正体
本書で言う「箱」とは、
本人が自分の問題にまったく気づいていない状を指します。
傍からから見れば、
・条件も悪くない
・性格も極端に悪いわけではない
・それなりに努力しているように見える
それでも、なぜか、
・交際が続かない(関係が深まらない)
・毎回、同じ理由でお断りされる
・自分ではなく、お相手が悪いと思う
こうした状態に陥っている人は、
ほぼ例外なく「箱の中」にいます。
問題なのは、
本人だけが、そのことに気づいていない点です。
人はこうして「箱」に入る(7つの段階)
この本が秀逸なのは、
人がどうやって自己欺瞞に陥るのかを、非常に具体的に説明している点です。
要点だけ整理します。
① 自分への裏切り
「本当はこうした方がいい」と分かっているのに、行動しない。
・連絡した方がいいと分かっているのに、しない
・お相手を気遣う一言を言えばいいのに、言わない
・相談すればいいのに、抱え込む
ここがすべての始まりです。
② 正当化が始まる
行動しなかった自分を守るために、理由を作り始めます。
・忙しいから仕方ない
・相手の反応が微妙だったから
・自分ばかり頑張るのは違う
③ お相手の欠点が大きく見える
正当化が進むと、
相手の短所ばかりが目につくようになります。
④ 「箱」に入る
自分の見方が歪んでいることに気づかず、
完全に箱の中へ。
⑤ それが「性格」になる
受け身、被害者意識、猜疑心が
「私はこういう人間だから」と固定化されます。
⑥ 相手も箱に入れる
責める・不満をにじませる態度が、相手も自己防衛に追い込みます。
⑦ 共謀状態
お互いが相手を悪者にし、関係が完全に止まる。
ここまで来ると、
婚活は「前に進む活動」ではなくなります。
箱から出る方法は、驚くほどシンプル
この本が伝えている解決策は、とてもシンプルです。
「思った通りに、すぐやる」
「自分を裏切らない」それだけ。
・連絡しようと思ったら、する
・気遣おうと思ったら、言葉にする
・違和感を感じたら、早めに共有する
・迷ったら、カウンセラーに相談する
やらない理由を考え始めた瞬間、
人はまた箱に入ります。
婚活に置き換えると、こういうことです。
婚活で成婚が近い人ほど、
・自分の感情に正直
・小さな違和感を放置しない
・行動が早い
・正当化より修正を選ぶ
逆に成婚が遠い人ほど、
・相手や環境のせいにする
・受け身を「慎重さ」と勘違いする
・自分の非を認めない
・相談が遅い
これは能力や条件の差ではありません。
そして、その差は、
婚活をスタートしてから生まれたものではありません。
それまでの人生の中で培われてきた、
「自分とどう向き合ってきたか」
その積み重ねが、婚活の結果に表れています。
成婚に向けたアドバイス
「何か違うな」
「本当はこうした方がいいかも」
そう感じた瞬間こそ、
箱から出るチャンスです。
その感覚を無視せず、
小さな行動を、今すぐひとつ。
婚活で最も怖いのは、
うまくいかないことではありません。
うまくいかない理由を、正当化し続けることです。
自分が今、箱の中にいないか。
ぜひ一度、疑ってみてください。
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