【第61話】「ありのまま」の自分を選んでくれる人が良いという誤解

「結婚相手にはありのままの自分を受け入れて欲しいんです」という考えから、やたらめったらにデリカシーのない発言をされる方(特に男性)がいますが、それは間違いだと言えるでしょう。

「部屋を片付けのが苦手で、気づいたらゴミの部屋になっているんですよ。」

「最近、会社の飲み会があったのですが、ビール一杯しか飲んでいないのに割り勘をさせられて憤慨しました。」

「母親が寂しがるので、毎日LINEで連絡してあげているんです。」

「この前、友人に誘われてギャンブルをしたのですが、調子に乗って5万円も損してしまいました。」

など、上記4点は最近、実際にお見合いや交際中に男性から出た発言なのですが、「ありのままの自分を見て欲しい」=「相手がどう思うのか考えずに発言しても、受け入れて欲しい」という考え方は、早急に改める必要があるでしょう。

相手が自分の発言を聞いて、不快にならない程度に自分をさらけ出すのはかまいませんが、最低限のモラルを考えることなくやたらめったらにデリカシーのない発言をするのは控えましょう。会話には品格が必要なのです。