【第131話】第一印象だけで判断する人は、ご縁を逃す
婚活において、第一印象はもちろん大切です。
清潔感、服装、表情、話し方、姿勢。
お見合いは初対面ですから、第一印象を良くする努力は必要です。
ただし、私は長年この仕事をしていて、
「第一印象がすべて」とは思っていません。
むしろ、第一印象だけで相手を判断する人ほど、
自らご縁を狭めているように感じます。
「写真と少し印象が違った」
「会話がそこまで盛り上がらなかった」
「なんとなくピンとこなかった」
「ドキドキしなかった」
わずか1時間のお見合いで、こう判断して終了。
もちろん、生理的に難しい、失礼な言動があった、
価値観が明らかに合わないのであれば、お断りで構いません。
しかし、「悪くはなかったけれど、特別良くもなかった」
この程度で切ってしまうのは、少しもったいないと思います。
第一印象と、その人の本質は違う
初対面が得意な人もいれば、苦手な人もいます。
最初から話が上手で、笑顔が多く、距離の縮め方が上手な人もいる。
一方で、緊張して口数が少なくなったり、
本来の良さが出るまでに時間がかかったりする人もいます。
ところが婚活では、前者が必ず結婚向きで、
後者が結婚に向いていないわけではありません。
むしろ2回、3回と会っていくうちに、
「意外と話しやすい」
「思っていたより優しい」
「こちらの話を覚えてくれている」
「一緒にいると落ち着く」
と印象が変わることは珍しくありません。
実際、最初のお見合いではそこまで気持ちが上がらなかったのに、
何度か会ううちに惹かれ合い、成婚したカップルを私は何組も見てきました。
「第一印象」より「第二印象」
もちろん第一印象を疎かにしていい、という話ではありません。
第一印象は入口です。
入口だけを見て、その家の住み心地まで判断することはできません。
私は婚活では「第二印象」も非常に大切だと思っています。
1回目より2回目。
2回目より3回目。
会うたびに少しずつ印象が良くなる人。
反対に、最初は100点だったのに、会うたびに減点されていく人もいます。
婚活では第一印象が良すぎる人に惹かれ、その後に違和感が増えていくこともあります。
だからこそ、初対面の「瞬間最大風速」だけで判断しないことです。
「ピンとこない」を信用しすぎない
婚活でよく聞く言葉があります。
「ピンときませんでした」
私はこの言葉をあまり信用していません。
結婚生活は何十年と続きます。
そのお相手を、わずか1時間程度のお見合いで、
「ピンときた・こない」で判断すること自体、難しい話です。
特に恋愛経験が少ない人ほど、
自分の第一印象や直感を絶対視しない方がいいと思います。
なぜなら、その「直感」でこれまで相手を選び続けた結果、
現在婚活をしているというケースも少なくないからです。
少し厳しい言い方ですが、
婚活では自分の感覚を疑ってみることも必要です。
迷ったら、もう一度会ってみる
私がお見合い後によくお伝えするのは、
「迷うくらいなら、もう一度会ってみたらどうですか」ということです。
プレ交際の希望を出したからといって、
その人と結婚しなければならないわけではありません。
もう一度お会いし、それでも違うと思えば、その時に判断すればいい。
第一印象で60点だった人が、2回目に70点、3回目に80点になることがあります。
また、結婚生活において大切なのは、初対面で100点を取る能力ではありません。
誠実さ、思いやり、安心感、価値観、生活力、そして困ったときに話し合える関係性。
こうしたものは、1時間のお見合いだけではなかなか分かりません。
第一印象は大切。でも、第一印象がすべてではない。
婚活で本当に見るべきなのは、
「最初にどれだけときめいたか」ではなく、
「会うたびに、この人いいなと思えるか」。
「もう一度」が、思いがけないご縁につながるかもしれません。
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