婚活応援コラム Column

【第168話】「価値観が合わない」よりも大切なこと

PCやスマホのシステムがアップデートされるのと同様、人間の価値観も日常生活における気付きや人との交流、何かしらの節目によってアップデートされていきます。価値観は常に成長・変化していくものであり、現在の価値観が10年後も同じである確証はありません。

そもそも初対面の他人と価値観が一致することの方が稀な訳ですから、お見合いや仮交際中のお断り理由でよくある「価値観が合わない」というのは、つまりは「価値観を合わせるための意見交換が出来なそう」というのが正確ではないかと考えています。

加えて、「話し合いが出来る人がいい」という希望をよく耳にしますが、さらに具体的にいえば、「価値観が合わなくとも、お互いの価値観を尊重し、歩み寄りが出来そうかどうか」を求めている方が多いように思います。現時点で価値観が近いお相手でも将来も価値観が近いかどうかは分からず、現時点で価値観が遠いように思っていても、意見交換によって、価値観が近づくこともあるのではないでしょうか。

我が夫婦の例を1つ挙げますと、結婚前と後で私の「通勤時間」の価値観は180度変化しました。学生時代に電車で片道2時間近くかけて移動していた私の価値観は、社会人になってからも変わることなく、職場から遠く移動に多少のストレスがかかったとしても、家賃が低く広い家に住む生活を希望していましたが、妻の価値観は、家賃が高く部屋が狭くとも、職場から近くストレスがかからない家に住む生活で意見が合いませんでした。

結果的に妻が私に合わせてくれることで生活が始まりましたが、徐々に価値観に変化が起き始め、現在は職場から自転車で10分程度の場所で生活をし、気づけば結婚当初の妻の価値観に染まっています。

大切なのは、現時点で価値観が合う・合わないの判断で縁を遠ざけるのではなく、価値観が合うことの方が稀なことを理解したうえで、お互いの歩み寄りにより、理解し合う姿勢を持つことが大切ではないでしょうか。

執筆者:中島 賢太郎

【2019年上半期&下半期 IBJ入会優秀賞・成婚優秀賞 ・2020年上半期 IBJ入会成長賞 受賞】東京都中央区日本橋(人形町)にある、結婚相談所ブライダルパートナーズ代表。千葉県茂原市生まれ、東京都台東区在住。明治大学情報コミュニケーション学部卒。学生時代から社会人の縁結びを始め、2010年4月に当時のIBJ史上最年少の加盟代表者としてブライダルパートナーズを設立。2019年の成婚率68.4%達成。自身が体系化したサポートの仕組みと実際にご成婚された方々からの相談内容や活動データをもとに次のご成婚に向けて尽力する。2017年から地域密着型の婚活支援に意識を向け、江戸総鎮守・神田明神公認の縁結び会「明神良縁会」や警察官専門の縁結び会「東京都警察良縁会」などを主催。