【第31話】婚活の原則は等価交換である

「最近、お見合い場所が混雑しているので、男性側のそちらで席を予約してもらうか、予約ができないなら男性に30分前に現地に行かせて席を確保させてください。」

と、わざわざ指示をする結婚相談所に遭遇したのですが、冷静になって考えてみると、不思議に思うことがあります。なぜお見合いにおいて、男性が必ずレディファーストをしなければいけないのか。

先日、男性の会員様から「なぜ男性が毎回先に行って席を確保し、お茶代も支払わないといけないのか。」という素朴な発言がありましたが、たしかに冷静に考えれば同感です。

稀に女性が先に席を確保されたり、自分のお茶代を支払う女性もいますが、こうした女性は間違いなく一目置かれます。以前、成婚された男性に結婚の決め手を聞いたところ、理由の1つとして「お見合いをした女性の中で唯一、私よりも先に待ち合わせ場所に来ていました。デートでも必ず私よりも先に来ていました。」という意見がありましたが、納得です。

IBJの傘下にある加盟店であれば、全国共通で統一されたガイドラインに基づいた運営となりますが、運営方針はそれぞれ。ただし、婚活において、基本的に男性と女性、どちらが優遇されるわけでもなく対等のはず。婚活・結婚は等価交換が原則。

男性が先に行って席を確保し、お茶代を支払うなら、女性は等価交換として、身だしなみを整え、時間厳守で向かい、お茶代のお礼を言葉で伝えるのが等価交換になると言えるでしょう。