近所にあるクリーニング店のおじいさん

私は必ずY シャツをクリーニングに出しているのですが、自宅近所に2つのクリーニング屋があります。1つは大手のクリーニング店のため低価格なので、いつもお客でいっぱいです。おそらく薄利多売。

もう1つは、街のクリーニング店でおそらく70歳ちかくのおじいさんが経営され、いつも店頭で受付をしています。クリーニングへのこだわりを感じるお店です。

長らく大手でお願いをしていたのですが、接客態度が非常に大柄なので、もう依頼するのをやめようと思い、少し値段は高くなるけどおじいさんのお店に依頼をすることにしました。ワイシャツで言うと、大手は1枚150円ですが、おじいさんのお店は220円です。

大手は現金のみですが、おじいさんのお店は何故かスイカとクレジットカードにも対応しているという超顧客目線のシステムを導入しているので、小銭を持つのが嫌いな私としてはありがたいです。

これからおじいさんのお店でずっと依頼をしようと思った出来事があるのですが、なんとそのおじいさんは一度来たお客の顔と名前を覚えているのです。初めて依頼をして、引き取りにいった際、「あぁ、中島さん、ワイシャツ仕上がっていますよ。」と、自然な感じで伝えられ、心をわしづかみにされました(笑)

名前を顔を覚えるというのは、非常にシンプルだと思いますが、お会いする人数が増えれば増えるほど、なかなか覚えるのが大変です。最近の私はあまり意識していませんでした。クリーニング店のように「大手 vs 個人」の差は、私の仕事でも置き換えることができると思います。仕事観について深く気付かされた出来事でした。